超広角眼底カメラを導入しました

今年の7月に眼底カメラが新しくなりました。買い替えのためにどの眼底カメラがいいのか、色々デモ機を借り実際の診察で使ってみて、一番良いと感じたドイツの光学機器メーカーZWISS社の[CLARUS 500]を導入しました。

従来の眼底カメラでは無散瞳では45度程度の画像(写真の黒丸の範囲)でしたが、ZWISS CLARUS 500は瞳孔径が2.5mmあれば1回の撮影でなんと133度、2回の撮影で画像を合成することにより水平方向に200度の画像が撮れます。周辺の網膜に病変がでる糖尿病網膜症や網膜裂孔などの疾患の診断に大変有効となります。

いままでは瞳孔を開く目薬を点眼してから眼底カメラで撮影していたのに、今日は目薬を点さなくてもいいの?と疑問に感じた方がすでにいらっしゃるかもしれませんが、従来の眼底カメラの検査では散瞳しないと撮影できなかったのが無散瞳での撮影が可能となった疾患もあり、以前は眼底カメラの撮影が予定されていると車での通院が出来なかったのに、今は車で通院ができるようになって良かったとおしゃってくださっています。しかし残念ながらすべての疾患で散瞳しなくて済むわけではなく、まだ散瞳が必要な疾患があります。散瞳すると4~5時間まぶしい状態が続き、車や自転車等の運転が出来なくなります。自分の予定されている眼底カメラ検査が無散瞳か散瞳なのかわからない方は診察の時に聞いてください。

従来機ではきれいに撮影できなかった白内障などの中間透光体の混濁も、レーザー光での撮影なのできれいな画像が撮影できます。本当にすごい機器です。

医療機器はどんどんすばらしい機能をもち、診断精度の向上や早期発展に貢献してくれます。素晴らしい機能を持つと同時に素晴らしいお値段が提示されジレンマが生じてしまいますが、必要な機器は導入し正確で丁寧な医療が提供できるようにこれからも心がけてまいります。

素晴らしいお値段の眼底カメラでの撮影お高いんじゃないの?いえいえ、安心してください。従来の眼底カメラの検査料金と同じです。

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