皆さん、マイナンバーカードはお持ちですか?
マイナンバーカードと健康保険証の紐づけはお済ですか?
今年の12月2日から今お持ちの健康保険証の新規交付は廃止されて、マイナンバーカードが健康保険証として利用するマイナ保険証が本格的に始まります。
マイナンバーカードと健康保険証の紐づけが始まった時には、トラブルが色々報道されたためマイナンバーカードを利用することにより個人情報が洩れてしまうのではないかと心配され、利用を控える方がたくさんいました。しかし、トラブルも解決されて、問題なく運用されています。
しかし、なんとなく最初に色々報道されたネガティブなイメージを引きずる人も多いようです。そもそもマイナンバーカードをまだ申請していなく、まだ持っていないという人も・・・・それゆえマイナ保険証を利用される方が増えてこないのが現実です。
マイナンバーカードを健康保険証として利用していただく利点があまり報道されないのもマイナ保険証の利用率の増加につながらない理由なのかもしれません、今の保険証と違う利点としては、お薬手帳などがなくても、他の病院などの医療機関で今までもらっていた薬の内容が分かります。これが分かると、当院でお薬を処方するときに今飲んでいる薬と重複する作用の薬がないかとか、今飲んでいる薬と飲み合わせて大丈夫かなど判断できるようになります。引っ越した前の眼科でもらっていた花粉症の薬が良く効いたんだけど、名前を忘れて、ん・・何だったかな???お薬手帳も忘れたんです・・・・。ってときにも、マイナ保険証を使っていれば新しい眼科でも、マイナ保険証の情報から、この薬がこの人には効いていたんだな。と新しい眼科のドクターに情報提供されるのです。定期的に通院している場合はお薬手帳を持ち歩いている人が多いと思いますが、たまに受診する人はお薬手帳を忘れてしまう事が多いのではないでしょうか。
さらに、特定健診を受けられている方は、その結果を確認することが出来るので、腎機能や肝機能の結果を見て薬の選択をすることがで来ます。
また、レーザー治療や硝子体注射が必要な方は、高額医療になる場合があります。今までは窓口で一度支払いをした後に、限度額適用認定証を確認して返金をしていました。もし、マイナ保険証で受付をしていただければ、その場で限度額が示されるので、限度額適用認定の手続きからの返金の手間が不要になります。
このようにマイナンバーカードで受付をすると、多くの利点もあり、心配されるような情報漏洩も現在認められてないので、12月2日の本格運用に向けて早めに準備してみて下さい。
今使っている保険証の新規交付が終わるという事で、いきなり12月2日から今の保険証が使えなくなるわけではありませんが時間の余裕があるうちにマイナンバーカードの交付、そして保険証の紐付けをしてください。遅かれ早かれやらなければならないのなら、早いうちに始めるのが得策ではないでしょうか。
やり方が分からない場合は、受付スタッフに聞いていただければ、ご説明いたします。