利き目って?なに?

野球やサッカーを見ていて、あの人はサウスポーなんだ。ペンやお箸を持つ姿を見て左利きなんですね。など利き手や利き足を意識することはあっても利き目を意識することは少ないと思います。眼鏡処方時などで利き目の検査をして初めて自分の利き目を知ったという人もいると思います。

どちらかの視力が明らかに悪い場合以外、左右の目の役割に違いはないと思っていませんか?カメラのファインダーをのぞく時、望遠鏡や万華鏡に目に当てるとき、無意識にどちらか決まった一方の目に当ててませんか?通常その目が利き目です。

右眼と左眼は御存じのように大人では約6cmぐらい離れています。右眼で見る情報と左眼で見る情報は同じのようで実は見てる角度が少し違います。右眼と左眼の情報が脳に電気信号として送られ合成されるのですが、利き目の情報はもう片方の情報より少しだけ早く届きます。利き目の位置情報を基にして少し遅れて到着したもう片方の目で見た情報を脳で合成します。利き目のことを正式には優位眼と呼びます。

視力低下を感じやすいのも利き目です。もう片方の見え方が比較的良くても利き目の見え方が少し悪くなっただけでQOL(quality of life)生活の質のうちQOV(quality of vision)見え方の質が悪くなったと感じる人が多いです。例えば片方の目だけが白内障になったとしましょう、片方の目は白内障でぼやけた見え方、もう片方はハッキリクッキリした見え方、この場合利き目が白内障になった方がぼやけて見えると感じやすくなります。中には柔軟に利き目を変える方もいるので絶対ではないですが、手術の時期も利き目に症状が出て不便を感じるようになったら早めに決断したほうがQOL生活の質が上がります。反対に利き目ではないほうの眼はかなり進行しても、本人的には症状を訴えない場合がしばしば見受けられます。視力検査で左右の視力に差が出てきて、そろそろ手術を考えた方がいいですよ、と医師に言われたときは、症状的に自分で感じている以上に進んでいる可能性が有ると思ってください。

目から受ける刺激、桜がきれいだとか新緑がまぶしいなど感じたり、小説などを読み面白いなど感じることは脳の活性化につながり何よりの脳活になります。それによって認知症対策にもなります。もう年だから、手術が怖いからと治療をあきらめるのではなく、人生100年、良好な視力を保つことで、豊かで健やかな老後につなげましょう。

簡単に利き目がわかる方法があります。両手を伸ばして手のひらで三角を作り、両目で見てその三角の隙間に何か目印になるものを入れて下さい。両手の位置を保ったまま、片目ずつ、つぶります。

私は左眼をつぶり、右眼で見ても、目印はそのままでした。次に、右眼をつぶります。

左眼だけで見ると目印は消え、目印のかなり右側が見えます。両目で見た目印が右眼で見える人は右眼が利き目、左眼で見える人は左眼が利き目です。

的を狙うスポーツやゲームは利き目で狙いを定めないとうまく狙えません、手は右利きだけど利き目が左や左利きなのに利き目は右など、利き手と利き目が逆の場合は利き目をつぶり、利き手側の目で見て的を狙ってみて下さい。的に当たりやすくなりますよ。

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