硝子体注射

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症

目の奥には網膜という光を感じる膜があり、ここに多くの毛細血管があります。糖尿病になると血液の粘性が高くなり血管をつまらせたり血管壁に負担をかけます。そのため網膜への酸素や栄養が不足するようになり眼底出血や硝子体出血などを引き起こす糖尿病網膜症になっていきます。現在、日本における失明原因の第二位は糖尿病網膜症です。悪くなると元に戻るのが難しくなるため早期発見早期治療が失明を防ぐ重要なポイントになります。

【治療法】
〈単純網膜症〉
内科的な血糖のコントロールが治療の第一です。それとともに止血剤や血管拡張剤などの内服薬を投与して経過観察を行います。
〈前増殖網膜症〉
新生血管の発生を防ぐために「レーザー光凝固術」を行います。この時期を逃さないことが治療のポイントとなります。レーザー光凝固は入院せずに外来でできます。
〈増殖網膜症〉
ここまで進行すると光凝固法での治療は難しく外科的な硝子体手術が行われます。硝子体の濁りや網膜剥離は 60~70% が治りますが完全な視力の回復は難しいのが現状です。
〈糖尿病網膜症黄斑浮腫〉
網膜の黄斑部の浮腫を取るためにステロイド(マキュエイド®)や抗VEGF薬(ルセンティス®・アイリーア®)を硝子体注射します。30Gの細い注射針を使用し直接眼に注射します。注射をすることにより浮腫が軽減し視力はある程度の改善が期待できますが完全に元に戻ることは難しいです。

PAGE TOP