一般眼科

近視・遠視・乱視

近視・遠視・乱視

【物が見える仕組み】
目の仕組みはカメラの構造に似ています。目に入ってきた光はレンズの役目をする「角膜」と「水晶体」で屈折して、目の奥にあるフィルムにあたる「網膜」に像が写し出されます。目はピントを合わせるために水晶体の厚さで調節し、虹彩(茶目の部分)により光の量も加減します。カメラのオートフォーカス機能に似ていますね。
実はカメラのフィルム上に写る像も、目の眼の網膜に写る像も上下左右が逆さまなんです。フィルムの場合は反転させることにより正しい方向にしますが、目の場合は脳が逆さまになった像を正常とみなすように慣らされているので正しい方向に見ること(感じること)ができるのです。

【近視】
近視は屈折異常の一種で、遠方から目に入ってきた光が網膜より手前で像を結び物がぼやけて見える状態です。近視は眼軸長(角膜から網膜までの長さ)が正常より長すぎるか角膜・水晶体の光の屈折力が強すぎる事により起こります。眼軸が長くなるのは成長に伴い身長が大きくなるように目の大きさが大きくなるために起こるのです。そのため体が成長する20歳前後までは近視は進行する可能性があります。近視が進行し強度の近視になると緑内障や網膜剥離などの疾患の発生率が増加するので、近視の進行を抑えるために現在有効だと言われているのは、本を読んだりパソコンやスマホの画面を見るなどの近くのものを見る作業を連続して行う時は、30分おきに少し休むようにする事と、太陽光が眼に良いとの報告があり屋外での活動時間を増やす事です。このようなことに留意しながらできるだけ近視を進行させないようにしていきましょう。

【遠視】
遠視とは、近視とは逆に網膜の後ろに焦点が来てそこで像を結んでいる状態です。そのままだと網膜上に像を結んでいないのでぼやけて見えますが、人は調節力というピントを合わせる力を使って水晶体を厚くして焦点を網膜上に持ってくることが出来ます。そのため、遠視の方は若いころは遠くがよく見えるのです。しかし、年齢が上がるとともに調節力が弱くなり早くから老眼を感じやすくなります。

【乱視】
人間の眼で白目の中の黒い部分、黒目の部分を角膜といいます。この黒目の部分は一見すると真ん丸く見えますが、人の顔の形が個々に違うように黒目も真丸という人はほとんどいなく、黒目(角膜)はラクビーボールのように少しゆがんでます。このゆがみの大きさにより、たてと横で焦点ができる位置がズレると物がダブって見えるのです。このゆがみのことを乱視と言います。

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